照明による建築写真の色被り

建築写真を撮る人は、皆、経験する“照明による建材の色被り”
この色被りには、2つの原因があります。

①照明の色がそのまま、建材に色を付けたようにしてしまう。
②オートホワイトバランスによる色被りを抑えた結果、全然違う色になる。

です。

では、個々にその対策方法を見ていきましょう!

①照明の色がそのまま、建材に色を付けたようにしてしまう。

これは撮影時の設定で回避することが難しいです。
私は色温度違いで2枚以上の写真を撮影し、部分重ね合わせることにしています。
1枚目は、通常通りに撮影し、2枚目は、色被りの補色方向に色温度の補正をし、極力、色被りの部分の色被り色を弱めます。
これら2枚の写真をレタッチで部分重ね合わせをし、“肉眼で見たときの記憶”を頼りに、補正していきます。
この“肉眼で見たときの記憶の力”が、建築カメラマンにとって必要不可欠な能力です。
肉眼で見たときの記憶の力については、次回また、お話させていただきます。

壁や床が、証明により色被りしたまま
色補正後

②オートホワイトバランスによる色被りを抑えた結果、全然違う色になる。

こちらは比較的、対策方法は簡単です。
オートホワイトバランスの機能をOFFにして、色温度をマニュアルで調整すれば良いです。
ぴったり補正値が当てはまれば、肉眼で見た状態での撮影が可能になります。
色温度のブラケットでバリエーション違いで撮影するのも良いと思います。